テーマ:小説

僕と猫の物語 22

思い通りになることなんて 何一つありはしない それを 楽しんで 生きるのが 人生さ… 僕は頭を強く打って眠り続けたらしい。 父さんは僕が目をさますと涙を流して喜んだ。 あれから、何年もたったような気がした。 僕は猫だった。その前は、父さんの父さんだった。 夢だったの? し…
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僕と猫の物語 21

そのままでいいんだ 無理をしないで そのままで いいんだよ… 私は着ぐるみを着た猫のようなものだ。 この家ですっかり喰っちゃあ寝の生活に慣れ親しんでしまった。 そろそろ、なんとかけじめをつける頃だろうか。 嫁は子供ができない事を気に病んでいた。 亡くなった姑も、息子も、…
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僕と猫の物語 20

人は不合理、非倫理、利己的です。 気にするとなく、人を愛しなさい。 あなたが善を行うと、 利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。 気にする事無く、善を行いなさい。 目的を達しようとするとき、 邪魔立てする人に出会うでしょう。 気にする事無く、やり遂げなさい。 善い行いをしても、 おそらく次の日には忘れ…
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僕と猫の物語 19

怒りはどこから来るのだろう 悲しみはどこから来るのだろう 喜びはどこから来るのだろう…。 何もない静かな心 それもまた乙なもの されど 私はいつも かき回され 振り回され 乱される…。 死ぬまでこの想いが続くのか この想いが消えることが 今の私の願いだ …
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僕と猫の物語 18

心を変える 気持ちを変える 想いを変える 全て同じだろうか。 自ら変えるもの、 自然に変わるもの、 必然的に変えられるもの…。 今は、自ら変わるを選びたい。。。 私はスイッチを探し続けた。 喧嘩が勃発するスイッチを…。 よ~く、会話の流れを見定めて、 …
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僕と猫の物語 17

静かな時の流れ… 流れに身を任せて いつかどこかに たどりつくだろうか それとも このまま 流されるだけ… 二人が怒鳴り合っている。 あの場にはいられない。 不思議なものだ。 むしろ、自分から喧嘩を人にふっかける方だった。 今は、あの空気が痛い…
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僕と猫の物語 16

風が吹き 草が揺れ 湖面が揺れて 光がはじける… すべて違うものなのに 同じ空間にあって ひとつも違和感がない この調和 自然とは ただあるだけ…。 幼くして、父を亡くし、義理の兄弟たちとの暮らしの中、 母親への屈折しながらも強い情愛をつないできた息子…
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僕と猫の物語 15

「YES」が言えなくて 「NO」とも言えなくて 飲み込んだ言葉は焦げ付いて 心の中でくすぶり続ける。。。 『ワンワン!』 猫だって、ワンワン言ってもいいじゃないか。 嫁は面白がって、本を調べ始めた。 「ロシアンブルーって、性格が犬っぽいんだって。犬にも性格が猫っぽい種類もいるそうよ」…
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僕と猫の物語 14

言葉ではないものがつたわる。。。 雰囲気というものだろうか。 言葉はすべて裏返し 受取る心でころころかわる。 この家へ来て一年ぐらい経った。 私はすっかり成猫になっていた。 盛り上がった肩の筋肉と、長めの手足、エメラルドグリーンの瞳が、 日本の猫ではないことを物語…
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僕と猫の物語 13

いつもの群青色の夕暮れの空が、今日は、雲が溶け込んだライトなダークブルーだった。 溶け込ますとは、こういうコトなのだろうか…。 コーヒーにミルクを溶かしたのとは違う透明感が美しかった…。 私は息子の家の猫となった。 首輪をされて、ベッドを与えられ、2食昼寝付きだ。 少し歳を取った、かつての妻は猫嫌いだったは…
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僕と猫の物語 12

鳩が来た。 エサを巻けば、 その鳩はずっとここへ 来るだろう…。 でも、まず、先に 鳩が来たんだ。 それが大切なんだ…。 私は今回は、上品なブルーグレーの被毛におおわれた、キャット王子さまとして 生まれて来たようだ。 王子ったって猫だから、兄弟たちとふわふわたわむれて、かけずりま…
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僕と猫の物語 11

気づいたら、 もうおなじ場所にはいられない。 すぐに行動を起こさないと また、同じ轍をふむことになる もう、すっかり飽き飽きしているはずの 同じ話はやめよう…。 茶トラ猫になった男は、すっかり息子の家のベランダにいりびたるようになっていた。 彼の妻だった老婆もだんだん慣れて来て、 『チャーかい…
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僕と猫の物語 10

心が壊れそうになると 酒を飲みます。 酔ってすべてを忘れる為に 忘れないと行きていけないから…。 そんな思いまでして いきていかなくては ならないのですね。 心が壊れても 心が失われても だけど、それは生きているといえるのでしょうか…。 息子たちの家族はもめたり騒いだりしながらも まあ、それ…
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僕と猫の物語 9

猫が好き。 それは、いつから? 子供の頃は 恐かったのに いつの間にか 憧れになっていた。 その自由さに? 奔放さに? 我がままさに? いえ、 猫は愛情深い生き物です…。 俺の女房は、すっかり婆さんになっていた。 それでも、肌のつやも声の張りも昔のそのままだっだ。 一番し…
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僕と猫の物語 8

猫の言葉はボディランゲージ。 耳や足や瞳で語る…。 尻尾で返事は当たり前。 ようやく、息子の嫁にフードをもらえるようになった、 茶トラ猫になった男。 ある日、嫁の姿はなく、ベランダごしに部屋の中を覗くと…。 一人の老婆が座っていた。 あれは…。 男の女房だった。 男がなく…
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僕と猫の物語 7

バスが坂を登りきると、 一瞬そこだけ視界が開けて、 海が見える。 瞳がすっとする。 それと同じ癒しを 私は彼女から感じた…。 茶色猫の姿でうろうろしていた男は、 それでも、家族を持った。 助けてくれた三毛猫と所帯を持つと、 子猫がたくさん生まれた。 何度か、息子の嫁のベラン…
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僕と猫の物語 6

光あるところには影がある…。 その光が強くなれば、 影は消えるというのなら 陰りのない世界が 始るというのだろうか…。 空から降りて来た俺は、一匹の茶トラ猫になっていた。 まっすぐに息子の家へ行ってみると、 ベランダでエサを食べる、三毛猫に遭遇した。 『ミケちゃん、ご飯美味しい?」 あ、嫁だ…
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僕と猫の物語 5

影と光なら、どちらを選ぼうか。 もう、選択がせまられている。 ぎりぎりの時が来た。 相変わらず闇にとざされた僕の心に 君はいきなりまばゆいばかりの 輝きを解き放ってくれたんだ。 人というものは、ものすごい能力を持っている。 人を救うことも、人の命を奪う事も、その両方が可能だ。 後者の能力は…
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僕と猫の物語 4

僕の闇が君の光を遮るんだね。 僕といると本当の君を生きられないから 君はだんだん小さくなって、僕の手のひらで 子供の様に無邪気に微笑むんだね。 俺は三人の子供たちを連れて、新しい仕事についた。 市場の仕事は戦争よりは楽しかった。 子供のことを考えると、母親が必要だった。 家の近くに気になる娘がい…
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僕と猫の物語 3

風がそよぎ、日が輝き、木の葉が舞踊る…。 静かな光りの中で、 僕は改めて静かな目覚めをする…。 それは多分、僕の過去世の記憶というものだろうか…。 事故のあと、着の身着のまま、街へ出た男は、 人知れず住み込みの労働者となり、 人知れず働きを重ね、働きを続け、世の中の片隅で生き続けた。 大勢の命を…
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僕と猫の物語 2

流れ流れて…。 時は進む。 止まることなど ありえない…。 終わる事など 無い…。 日曜日。 今日は、お父さんの公休日だ。昨日の朝、明け番で戻り、そのまま、家にいる。 そんな時は僕とゆっくり時間をとってくれる。 月に数日だが、とても嬉しい。 お父さんは僕とミーをとても可愛がっている。 動物が大好きな優し…
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僕と猫の物語 1

河の流れのように、今日も時が流れていく…。 止める事も戻る事もできない。 静かに静かに音を立てずに、僕たちは流れていく…。 目をさますと、ふとんの足元に子猫がいてくれる。 僕は小学生。10歳になったばかりで、身体は病気がち。 母はいない。父は泊まりのある仕事で、時々、今日みたいに、一人で目覚める朝がある。 子猫の名は…
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☆猫の恩返し 第五話 (最終話)

☆ネオ・ルパン☆  さて、それからのルパンは、働き者のまじめなにゃんこになりました。     これは鰻の営業中。^^     これは、ヨーグルトの営業中。     カメラマンとしても大活躍    お洗濯のバイトもしました。     …
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☆猫の恩返し 第四話

☆心を入れかえて☆   物陰から2人をそっと見つめる瞳。   そう、ニャンニャン星の王子なんて嘘っぱち。   実は、ルパンはニャンニャン星の札付きのワル猫の息子だったので、   この☆に飛ばされたのでした。   「バラのヤツ、全部バラしやがって~~」   でも、なんか気…
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☆猫の恩返し 第三話

☆悪猫ルパン☆     猫の残していった薔薇はとても良い香りがしました。     傷心のお父さんとお母さんは、ぼんやりとその花の     香りをかぐともなくかいていたのです。すると...。     なにやら、目の前にさまざまな情景が     浮かんでくるではありませんか。     あら、あ…
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☆猫の恩返し 第二話

☆星へ帰る☆  お父さん、お母さん、ボクを長い間育ててくれて、ありがとう。  実はボクはにゃんにゃん星のルパン王子なんだ。  もう、ボクは☆へ帰らなくちゃいけないんだ。  いつも、ここから眺めていた、あの☆へ。     ひえ~~!えらいこっちゃ、どないしよ~!!     お母さんたちは…
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☆猫の恩返し 第一話

☆始まり☆            ここは、とあるベイサイド。夕霧が美しい。            平凡な中年夫婦がすんでいましたとさ。            あ、天から一筋の光りが??            おお、玉のような男の子だ。            子供の無い私た…
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ボクはルパン

――猫の幸福は、暖かな日だまりでの午睡。 それも、愛する人の膝の上で、手首を枕にできたなら、 もう、言う事は無い。至福の時だ。 ――猫も、人を愛するのである。  ボクの名前はルパン。  ブルー・グレーの豪華な毛皮に包まれた、気品溢れる しなやかな肢体に、自慢のエメラルド・グリーンの神秘的な 美しい瞳をした、シャイな性格…
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